整体の好転反応ってどうして出るの?
整体を行った後、良く「好転反応」が出ると聞きます。
好転反応の一番のイメージは痛みですが、施術に行っているのに痛みが出るというのはどういう事でしょうか?
でも「好転」って言葉はなんか良さそうですよね。
この好転反応と言うのは文字のごとく、体が良くなる時に『反応=変化→症状』が出ますよ、と言った意味です。
この症状は、ダルさ、痛み、眠気といったものが代表的です。
刺激量が多過ぎる場合は吐き気なども起こる事もあります。
好転反応の出る二つのパターン
では、どう言う時に痛みが出るのでしょうか?
◆体が大きく変化する時
変化が大きい時は案外痛みが出ます。
例えば、腰の曲がったお婆さんの腰を一日で真っ直ぐにできたとします。
そうすると、腰の曲がった状態では痛みの出なかった首に、環境が急に変化することで痛みが出ることがあります。
こう言った事が様々な場所・パターンで起こる事があると言われています。
◆刺激の量が多かった時
刺激が多かったり強かったりすると反応が出ます。
これ、実はやり過ぎは良くないって意味です。
マッサージで1時間揉んでもらい後で痛くなった、と言う方もいらっしゃいますが、しっかりしたマッサージを1時間は少し体に負担が大きいように思います。
オーバードーゼと呼ばれ、あまり好ましく無い反応と考えられています。
ちなみに、薬物過剰摂取のオーバードーズとは全く違うものです。
反応の出方
◆ダルさ
温泉に入った後でダルくなる場合がありますが、あれは血流が急に良くなったためです。
それと同じように、施術によって部分的に血流がよくなり、だるさとして出てくることもあります。また、今まで血流が悪くなっていたところが徐々に良くなってきて、翌日や2日後、3日後のほうがダルさが出る人もいます。
◆眠気
施術によってリラックスし、副交感神経が優位になるため眠気を引き起こすことがあります。
普段体の緊張を引き起こしていた原因がなくなった場合、翌日や翌々日の方が眠いということもあります。
血流が良くなったあとの眠気も関係しています。
◆痛み
物理療法では、体の組織の一部を破壊することがあります。
例えば鍼の施術は必ず筋肉組織を破壊しますが、あれは破壊することで自然治癒力を引き出し、脳が体に指示を出してより早く直そうと反応するからです。
指圧的な施術も同じようなことが起こる場合があります。
刺激量が多すぎたり、強すぎても同じような反応が出ることがありますので注意が必要です。
当院では、カウンセリングにて過去の施術経験などを伺い、刺激量を調整して好転反応が極力出ないように施術を行なっています。
また、好転反応が出てしまった時の対処法もお伝えしていますので、皆様に安心して施術を受けていただいています。