整骨術と整体術
整骨術・柔道整復師
整骨とは古来より接骨院、整骨院で行われている整骨術の事です。
整骨術とは柔道整復師という国家資格者が整骨院でや接骨院で行われています。
柔道整復師免許は、厚生労働省指定の養成学校で3年間のカリキュラムを終え、国家試験に合格した人が柔道整復師となります。
元来の柔道整復師の目的は、地域医療において整形外科医の足りない状況で、整形外科領域を補填する意味合いで始まりました。
ですので、整骨術とは、整形外科領域と似ているところがあります。
すなわち、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷の施術です。
柔術の活法から発展し、日本古来の療法としてWHOに認められている日本の国家資格として、誇るべき施術法です。
整体術・整体師
整体師とはその名の通り整体を行う人です。
日本では20世紀のはじめに医師である橋本敬三氏が生み出した「操体法」が起源です。
自身が修めていた西洋医学によって症状が改善しない患者さんを目の当たりにして、西洋医学の限界を感じ、東洋医学の研究・人体構造の研究の末辿り着いたのが「操体法」です。「操体法」以外に
- ディバーシファイド
- SOT(仙骨後頭骨テクニック)
- アクティベーター(ACTM)
- AK(アプライドキネシオロジー)
- MET(マッスルエナジーテクニック)
- マッケンジー
- まわひねりき
- 磯谷式
- 横山二点式
- 野口整体
- アレキサンダーテクニック
- ローガンベーシック
- 筋膜リリース
- 内蔵マニュピレーション
- 高速スラストテクニック
- AKA
- 筋膜療法
- PNF
- トムソン
- ガンステッド
- ターグルリコイル
- CST
- ピアーズ
- COX
- ポジショナルリーリース
- ストレインカウンターストレイン
- SER
- レイキ
- 気功
- タッチフォーヘルス
- EFT
- キネシオロジー
- ハーモニック
- NAE
など、今ではたくさんの整体法があります。日本では全てが民間資格になります。整体師の技術や知識によって効果にばらつきがあるのが現状です。
アメリカでは、カイロプラクティックやオステオパシーは、6年制の大学で勉強してから得られる国家資格でメディカルドクター(西洋医学医)と同等の資格です。
整骨と整体の共通点
整骨術と整体術の共通点は共に物理的なアプローチをする事です。
筋肉や骨、関節に対して押したり引いたり揉んだり伸ばしたりする事によって効果を得ます。
ただし、整骨術は骨折・脱臼などは場合によっては固定をすることがあります。
整骨術・整体術と西洋医術との違い
整骨術・整体術は先ほど述べた通りですが、西洋医術はもともと戦場で発展した戦場医術です。
玉に打たれたり、刀で切られた人は傷口を止めて出血を止めたり、化膿しないよう抗生物質を与えたり、もうダメな部分を切り取ったりしました。
命を救う施術というわけです。
そういう経緯で発展しましたので、どうしても命を失う危険性が無い分野や、不定愁訴に近い症状に対しては弱くなります。
現代社会は昔と違って、骨折や脱臼など怪我をしてしまう人がかなり減りました。それよりもストレス社会により、自律神経のバランスが崩れ、便秘、やる気が出ない、生理痛、不妊、イライラなどの不定愁訴が増えています。
西洋医術では良くならない部分を整骨・整体が補填しているような状況になっています。
お客様から見た整骨と整体の違い
現在、整骨院(接骨院)も整体院も乱立している状況です。
この両者をお客様から見た違いは何でしょうか。
やはり気になるのはお値段です。
整骨院(接骨院)は保険適応ですので、初検料が入って1000円~1500円程度でしょう。
整体院は自費になりますので、3000円~5万円とバラつきがあります。
やっている内容ですが、整骨院はかつては骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などの怪我の施術を業としていましたが、今は不定愁訴を保険を利用して施術しているのが現状です。ただ、保険を利用しての施術は、技術や知識が整体院に比べて劣っているところが多いです。
一番肝心な施術効果は、値段相応と考えて良いでしょう。
当院は、「笹塚さくら鍼灸整骨院・整体院」です。整骨・鍼灸の知識、技術は勿論、日々勉強を重ね、頭痛、腰痛、肩こり、子宮筋腫、自律神経失調症、不眠、起立性調節障害、生理痛、不妊、マタニティケア、産後骨盤矯正、巻き爪など様々なお悩みに対応していますので、皆さま安心して施術を受けていただいています。