カフェでくつろいでいる時、仕事で集中している時、電車の座席など、椅子に座ってふと気付くと足を組んでいる事ってありませんか?
別に格好つけているわけではないのになぜ無意識に足を組んでしまうのでしょうか。

足を組むのには理由があります
足を組む、一見問題なさそうな日常動作ですがクセになっている方にはこんな理由があります。
・骨盤のバランスをとるため
足を組む最大の理由の1つは骨盤のバランスをとるためです。
もともと骨盤のバランスが悪い方は、身体の傾きを無意識のうちに調整しようとして足を組んでしまいます。
特に、猫背気味の人は骨盤が後ろに倒れやすく不安定になりがちです。足を組む事で一時的に重心が安定し楽に感じるためついつい姿勢をとってしまいます。
しかしこれは長期的には体の歪みを引き起こす原因にもなりかねません。
・精神的な落ち着きを得るため
心理的な側面も関係しています。
私たちは緊張や不安を感じた時、体を小さく見せようとする傾向があります。足を組む事は体をコンパクトにし、外界から自分を守ろうとする防衛本能の1つと考えられています。
・楽な姿勢を探しているため
単純に楽だからという理由もあります。
長時間座っているとお尻や足が痛くなり疲れてくる事もあります。足を組む事で一時的に体重を分散させたり、太ももの筋肉を休ませたりする事が出来ます。
足を組むことで不調が発生する
足を組む事は骨盤のバランス、心理的な安心感、そして楽な姿勢を求める無意識の行動ですが、このような行動は体のSOSサインです。
●骨盤が歪んで身体全体のバランスが悪くなる
足を組むと一時的に姿勢が楽になりますが、骨盤へかなり負担が掛かっています。もともとバランスが悪い方は更にそれが悪化し、様々な不調に繋がります。
●身体の歪みによって首・肩こりや腰痛が発生する
足を組んでいる時は左右どちらかに重心が崩れ、骨盤とつながっている腰の筋肉が引っ張られて硬くなります。
硬くなった筋肉が腰痛を引き起こし、腰とつながっている背中や肩の筋肉も張って肩こり首こりを発生させます。
●お肉のたるみに繋がる
骨盤には内臓を支える役割があり、それが歪んで内臓を支えられなくなると骨盤に収まらなくなってお腹がたるむ可能性があります。
また、足を組むことで弱ったお尻の筋肉がお尻や太もものたるみに繋がります。
骨盤には内臓を支える役割がありますが、骨盤が歪むと内臓を支えられなくなってしまいます。内臓は骨盤内に収まらないため、下っ腹が出てしまう可能性があるのです。
無意識で日常的に足を組んでいる方、最近足を組む事が増えている方は普段の姿勢を意識したり、ストレッチでセルフケアを行うようにしましょう。
もちろん、当院の歪み改善整体もご利用ください!