今年も残り半月となりました。
大掃除はもう始めましたか？
「すでに終わらせた！」という方もいらっしゃるかもしれませんね、うらやましいです(笑)。
掃除中に高いところに手を伸ばしたり、重いものを上に持ち上げたりという体勢を取ることもあるかと思いますが、そういう時に肩の痛みに気付く場合があります。
日常的に肩がこっているな、と感じていても酷い痛みが無ければ放置しがちな「肩こり」。
軽度のうちに対策しないと慢性化し、四十肩や五十肩を発症することもあります。
四十肩･五十肩の痛みは本当に辛く、腕を上げる動作や夜間の痛みに悩まされている方も多いです。
今回はそのお悩み対策、自宅で簡単に出来るツボ押しをご紹介します。
四十肩･五十肩に効くツボ 【肩ぐう（けんぐう）】
以前、肩こりに効くツボとして【後渓（こうけい）】を紹介しましたが、今回は炎症を起こしてしまった四十肩･五十肩に効くツボをご紹介します。
東洋医学の考え方では「肩ぐう」は手足に溜まった熱を抜き取る作用があります。
【ツボの由来】
肩ぐうの「肩」はそのまま肩の部位を指します。一方、「ぐう」は「骨と骨の間のすき間」や「骨の角」を意味する漢字です。このツボが肩甲骨の端、または肩峰と上腕骨の間のくぼみにある事から「肩ぐう」と名付けられました。
【ツボの場所】
腕を真横に水平に上げた時に肩関節に出来る二つのくぼみのうち、前側のくぼみ
【ツボの効果】
・四十肩・五十肩
・肩や腕の痛み
・腕の挙上困難
【ツボの押し方】
腕を軽く開いた状態で、親指の腹で円を描くように優しく刺激します。
じんわりとした感覚であればOKです。
肩ぐうのツボは、脳卒中や蕁麻疹(じんましん)、湿疹、アトピー、関節リウマチなどの症状にも治療として使われています。また、体内の潤いを増やし肌乾燥を防ぐ効果も期待できますので、様々な相乗効果が生まれるのもありがたいです。
五十肩は回復に時間がかかる事もありますが、日々のセルフケアが痛みの軽減に繋がります。
無理のない範囲でツボ押しを続けてみて下さい。
