日本人女性のおよそ30%が生理のたびに「生理痛」を経験しています。
また、中高生は46%以上が生理痛に悩んでいると言われています。
生理とは、剥がれ落ちた子宮内膜を血液を使って流れ落とす事です。
子宮内膜には、表面の「機能層」深部の「基底層」に分かれていて、生理時にはこの「機能層」が剥がれ落ちます。
これは子宮の収縮によって起こるものですがこの収縮を行い、剥がれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体外に出す役割をしているのが「プロスタグランジン」という発痛物質ホルモンです。
これは子宮の収縮によって起こるものですがこの収縮を行い、剥がれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体外に出す役割をしているのが「プロスタグランジン」という発痛物質ホルモンです。
生理痛がある人は子宮が固い方が多いです。
この固さがあるがためにプロスタグランジンを通常より過剰に分泌してしまうことが生理痛の原因と言われています。
生理に関わらずこのプロスタグランジンは人体の様々な器官に存在して体の異常を「痛み」に変えて私たちに知らせてくれます。
この痛みを抑えるのが抗プロスタグランジン薬である鎮痛薬です。
鎮痛薬を飲むとプロスタグランジンが分泌されません。
痛みは緩和されますが、子宮内膜を押し出す作用も抑えられてしまうので生理が起こりにくくなってしまいます=血行不良、手足の冷え、肩こり、頭痛という負のループに陥ります。
痛みは緩和されますが、子宮内膜を押し出す作用も抑えられてしまうので生理が起こりにくくなってしまいます=血行不良、手足の冷え、肩こり、頭痛という負のループに陥ります。
生理痛=病気とは言い過ぎかもしれませんが、放っておくと子宮筋腫や内膜症になることもあります。体の異常サインであることは認識しましょう!
では、子宮の固さを改善するためにはどうすれば良いでしょうか?
子宮内の血行を良くして適切なプロスタグランジンの量を分泌する為には、「子宮」や「腸」を温める事です。血流を良くして子宮と腸を柔らかくすることで過剰なプロスタグランジンの分泌を抑えることができます。毎日の入浴は欠かさないようにしてください。