最近朝夕がすっかり涼しくなってきましたね。
夏の終わりを感じる今日この頃ですが、寒暖差で体調を崩していませんか？

今日は当院の患者さまの中で多い症状である『肩関節周囲炎』についてのお話です

「四十肩」「五十肩」と言った方が分かりやすいかもしれません。

肩関節は身体中でも動く範囲が広く、骨と関節のほかに筋肉、腱、靭帯、そして軟部組織である滑液砲、関節包で構成されています。
この部分で炎症(痛み)、運動制限の症状を特徴とした疾患を『肩関節周囲炎』と呼びます。
自然治癒すると思われますが、実際は痛みや拘縮が強く症状が長引くことが多いです。

肩関節周囲炎は『炎症期』『縮期』『解凍期』と3つの期間に分かれます

『炎症期』→安静にしていても動かしても痛みがあり、可動域制限があります。また、夜間痛で眠れない方もいらっしゃいます。
『拘縮期』→痛みは徐々に収まってきますが可動域制限が更に強くなります。
『解凍期』→可動域制限もなくなり日常生活を快適に過ごせます。

薬や注射での治療法もありますが、なかなか改善されない方もいらっしゃいます。
当院では、肩関節のみではなく、その症状に関係する部位からもアプローチしていきます。
意外と肩関節ではない部位が改善しなかった原因だったりします。
棚の上の物を取る時、服を着るために腕を上げ下げする時、髪を洗う時など、日常生活のちょっとした動作の中で、少しでも痛みや違和感を感じたら悪化する前に当院へご相談ください。
治療とともにセルフケアなどの日常生活アドバイスもしておりますので、お悩みの方は是非一度ご来院くださいね。