久しぶりの妊活ニュースです。
妊活専門病院では、昨年までAMH(アンチミューラリアンホルモン)が重要視されていましたが、今年からはインスリン抵抗性が注視されるようになりました。
AMH
AMHとは、原始卵胞から一次卵胞への発育および成熟卵胞の発育に影響していると言われ、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか(卵巣の予備能力)を調べていく検査として、注目されていました。
昨今、AMHの数値が低くても妊娠・出産する方が多く、高いからといって妊娠率が上がるわけではないということがわかりました。つまり、妊娠・出産の指標にならなくなったということです。
インスリン抵抗性
規則的な月経には規則的な排卵が必要であり、血糖を下げる働きのあるインスリンはその排卵機構にとってとても重要なホルモンであることが知られています。
インスリン抵抗性とは、食べ物を食べて血糖値が上がったときにインスリンの作用が効きにくい状態を言います。
インスリンの作用が効きにくいと血糖値が高いままになり、2型糖尿病、肥満や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とも関連しています。
糖尿病やPCOSではインスリン代謝が障害されることが多いため、排卵障害をきたす頻度も高いと考えられています。
日本人では1,6以下が正常で、2,5以上はインスリン抵抗性があり不妊のリスクが上がります。
自分では計ることができないため、妊活をされている方は病院での検査をおすすめします。
検査料は2,200円程度です。
次回は、インスリン抵抗性が高かった方へ食事のポイントをお伝えします!