4月から生殖医療が保険適用になり、妊活を始める方が以前より増えています。
「結婚した後、赤ちゃんが欲しいと思ったらすぐに授かれる」と思っていたが、「頑張っても妊娠しない!」といった方が非常に多いです。
実は、健康な若い男女がしっかりタイミングを合わせても1回の排卵につき、出産を期待できる割合は10%~25%の間と言われています。
「妊娠」はごく自然に訪れるように思われがちですが、 実はいろいろなタイミングが重なり合った奇跡の連続によってもたらされるものです。
ではなぜ妊娠できる確率が少ないのか?
それは、妊娠に至るまでのプロセスに問題があるからです。
まずは妊娠までの流れを説明していきます。
① 排卵
卵子を含む卵胞は、月経周期に合わせて成長し、直径20mmほどの大きさに育つと卵子として卵巣から放出されます。これを排卵と呼びます。放出された卵子は卵管に取り込まれ、精子との出会いを待ちます。受精しなかった場合の卵子の寿命は、排卵後約24時間といわれています。
② 射精
性交により射精された精子は腟、子宮頸管(けいかん)、子宮から卵管へ進み、排卵された卵子を待ちます。 通常、1回の射精で1億個以上もの精子が放出されますが、その中で卵管までたどりつけるのはほんのわずかです。射精後の精子の寿命は3日間といわれています。
③ 受精
卵子と精子が出会い、融合することを受精と呼びます。卵子と結びつくことができる精子はたった1つです。1つの精子が卵子に入り込むと、他の精子は入ることができなくなります。受精卵は、細胞分裂をくり返しながら4~6日をかけて卵管から子宮に移動します。
④ 着床
子宮内へ到着した受精卵が7日目位に子宮内膜にもぐりこむことを着床と呼びます。このとき、子宮内膜は受精卵が着床できるように、ふわふわのベッドのように厚くなっています。受精卵ができてからおおよそ12日後に着床が完了し、妊娠が成立します。
その後、順調に受精卵が成長すれば、着床開始後10日前後で妊娠の反応が出ます。
メンタル・インナー・アウター 三方向からアプローチ
当院では、メンタル(精神状態、妊娠・出産に対しての考え方、目標)インナー(体液の素材を改善する栄養指導)、アウター(整体、鍼灸、運動)に着目し、この過程をスムーズに行えるよう施術を行っています。
医療では検査と処置。土台である体づくりは私たちがしっかりサポートします!
妊活で悩んでいる方、迷っている方は是非一度ご来院くださいね。