この時季になるとやっとスギやヒノキの花粉が落ち着いてきたようで、花粉症の方も安心して生活できるようになったのではないでしょうか。
中には「いつもなら楽になるのに今年は長いな~」とか「春先は平気だったのに最近アレルギー症状が出る」と言う方がいらっしゃいます。
それは『イネ科』の植物が原因かもしれません!
カモガヤ
イネ科といってもお米の稲だけではありません。
多くの場合は『カモガヤ』というイネ科の植物による花粉がアレルギー症状を発生させます。
カモガヤというのは河川敷や公園、道の脇などどこにでも生息していて、5~7月が症状のピークスギやヒノキと比べてカモガヤの花粉が飛ぶ距離は数十メートルと短いため、近づきさえしなければ比較的避ける事が可能です。
症状としてはくしゃみ・鼻水・鼻詰まりが主な症状ですが、目の症状が強く現れる傾向にあります。
その他、イネ科のアレルギーがある方はメロンやスイカで喉がイガイガする事もあります。
対処法はとにかく近づかない事です。
もし家の庭などで見つけた場合は早めに除草しておきましょう。
その他スギやヒノキ花粉症対策と同様に、マスクやアイグラスを利用し、帰宅時には花粉を払ってから中に入るなどの対策が必要です。
また、腸内環境を整えるとアレルギー症状抑えることが出来ると言われています。
ヨーグルトやチーズ、納豆などの発酵食品、イモ類やキノコ類などの食物繊維が豊富な食品、タマネギやバナナなどのオリゴ糖が豊富な食品を普段から積極的に摂るようにするとよいですね。
夏前の気持ち良い季節を快適に過ごすため、日々の対策をしっかりとやっていきましょう!