つい先日まで「今年の夏は長い!」と話していたのに急に寒くなりました。
季節の変わり目、特に寒くなるこの時期は生理痛を訴えて来院される女性が増えます。
生理痛の原因と解決法
==【原因】===
・プロスタグランジンの生成量の増加
プロスタグランジンは生理時子宮を収縮して血液と一緒に内膜を体外に押し出す役割があります。量が多いと子宮は過剰に収縮してしまい、それが痛みとなります。
また、頭痛や腰痛の原因にもなります。
・子宮が歪んだ位置にある
子宮が歪むと子宮口が狭まり、経血がうまく流れ出なくなります。これが痛みとして症状が現れます。また、卵管狭窄や排卵された卵子のピックアップ障害の原因にもなります。
・「冷え」による血行不良
冷えがあると子宮自体が硬くなります。その上、生理痛の原因となるプロスタグランジンが滞って血管が収縮するので生理痛が発生しやすい環境になってしまいます。
・心、体のストレス
心、体のストレスはホルモンバランスや自律神経のバランスを崩し生理痛のほか、生理不順、経血量の増加、塊の原因ともなります。
・子宮筋腫、子宮内膜症など病気によるもの
婦人科疾患によっても生理痛は発生します。
子宮内膜症は排便痛を伴うこともあります。
==【解決法】===
寒い時期に生理痛が重くなる、という方は「冷え」が一番の要因だと考えられます。
つらい生理痛にはまずは体を温める方法から始めてみましょう。
入浴や軽く体を動かすことで体全体を温めることができますが、湯たんぽやカイロなどで部分的に温める方法で一時的に痛みを緩和させることができます。
温める場所は、ホルモンバランスのツボが多く集まっている子宮に近いおへその下あたり。
また、仙骨(お尻の割れ目の上にある骨)を温めると子宮周りの血流を良くすることができ、生理痛が和らぎます。
内ももを触って冷えているようならこちらも温めてください。内ももには卵巣に関するツボがあるため子宮の冷えが内ももの冷えに直結している可能性があります。
心地よい温かさは精神的にも落ち着かせる効果があるので、生理痛でつらいときは積極的に体を温めてみましょう。
ですが、これらの方法は一時的な対処で生理痛の根本改善にはなりません。
当院では「子宮のお悩み改善整体」で上記の原因を根本から改善する施術を行っています。
生理痛、生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊でお悩みの方はご相談ください。