当院には生理痛やＰＭＳでお悩みの女性が多くいらっしゃいます。
逆にそういう悩みがない女性っているの？というくらい一般的な不調ですよね。
「健康な女性に生理痛はない」
と言ってる専門書があります。
体質や生活習慣、子宮口の広さなどによって生理痛を感じにくい女性はいますが、実際にそういった方は全体の２割ほどしかいません。
生理痛は「生理の過程で子宮が収縮することで起こる痛み」で、これには『プロスタグランジン』というホルモンが関与しています。
プロスタグランジンは、子宮内膜がはがれ落ちる際（生理）に分泌され、子宮を収縮させて経血を排出する働きがあります。
しかしその際、プロスタグランジンが過剰に分泌されると子宮の収縮が強くなり、生理痛として痛みを感じるようになるのです。
また、生理痛以外に頭痛や吐き気、下痢などの不調を感じる方も、血管を収縮させたり胃腸の働きにも影響を与えるプロスタグランジンの過剰分泌が原因だと考えられます。
生理痛がない（感じない）女性の特徴
では生理痛がある女性とない女性の違いはなんでしょうか。
●妊娠経験がある女性
出産後、子宮口が広がることで経血の排出がスムーズになるため、プロスタグランジンの分泌が少なくなり痛みが軽減すると考えられます。
●規則正しい生活習慣を送っている女性
生理中は身体を温める、日常的に軽い運動や栄養バランスを考えた食事を心掛けるなど、痛みをやわらげるために日常生活で様々な工夫をしている女性が多いです。
●痛み止め、ピルや漢方で緩和する
市販薬はもちろん、病院でピルや漢方の処方を受け、毎月の生理痛をコントロールする方法もあります。
この場合、プロスタグランジンの分泌を抑えて痛みを軽減させることができる一方、血行促進作用も抑えてしまため「冷え」や「貧血」を引き起こすリスクがあるので専門医とよく相談するようにしてください。
●当院の婦人科疾患メニュー
当院では硬くなっている子宮を柔らかく保ち、負担をかけない体づくりのためにホルモンバランスを整える施術を中心に栄養指導、メンタルサポートを行っています。
生理痛でお悩みの方は我慢せず、ぜひ一度ご相談ください！
