先週の台風から梅雨入りし、スッキリしない天気が続いています。
天気や気圧の変化による自律神経の乱れ不調で来院される方が増える季節です。
自律神経の乱れは身体的な不調を生むだけでなく、心の不調にも繋がり『言葉にならないモヤモヤ』が溜まっていくものです。
忙しさにかまけて自分の感情を後回しにして、いつの間にか身体が重く感じたり、呼吸が浅くなったしていませんか?
当院でも「ストレスを溜めないように」という指導をしていますが、その為に何をすればいいか分からない、という方もいらっしゃいます。
ストレス解消には様々な方法がありますが、最もシンプルで効果的なのが「吐き出す事」です。
吐き出してラクになる『カタルシス効果』
私たちの脳は、不安や不満を頭の中だけで処理しようとすると同じ思考がループして出口が見えなくなる性質があります。
これを『外に出す』ことで気分がスッキリし、不安や緊張などの症状が無くなることを心理学用語で『カタルシス効果』といいます。カタルシスの語源は古代ギリシアの医学用語だと言われており「浄化」や「排泄」を意味します。
方法は人それぞれで、
・誰かに悩みを打ち明ける、紙に書き出す(言葉にして吐き出す)
・泣ける映画を観たり本を読んで思い切り涙を流す(感情を吐き出す)
・汗を流す、大きな声を出す(物理的に内から吐き出す)
身近な信頼できる友人に話しを聞いてもらうのも良いですし、もし誰かに話すのはハードルが高いと感じるなら、ノートや紙に感情を書き殴る「エクスプレッシブ・ライティング」も同じくらい効果があります。
言葉にするのが難しいならサウナやスポーツで思いっきり汗を流したり、カラオケで人目を気にせず大きな声で歌ってみるのも発散効果があります。
また、思い切り泣くことは抑えている気持ちを一気に吐き出せるためストレス解消にも繋がりますし、涙を流すことで副交感神経が優位になります。
これらの行動は以下の効果を生みます。
1.感情の客観視
言葉にすることで、自分の感情を「外側」から眺めることができ、冷静さを取り戻せます。
2.脳の整理整頓
複雑に絡まった悩みが整理され、何にストレスを感じていたのかが明確になります。
3.心身のリラックスと回復
溜まっていた感情を放流することで、心の緊張が解け、深いリラックス状態を得られます。
大切なのは「綺麗に出そうとしない」こと。
論理的でなくていいし、文章になっていなくても、ただの愚痴でも構いません。
心の中に溜まった澱(おり)や感情を、そのままの形で外に出してあげる事が重要です。
「これくらい、みんな我慢しているから」と自分を律しすぎる必要はありません。
吐き出す事は決して甘えではなく、自分を整えるための立派なセルフケアです。
今日、何か一つでも心に引っかかる事があるのなら、それを言葉にして排出してみませんか?
心が軽くなれば、自然と明日への活力も湧いてくるはずです。







