急に涼しくなったので着る物に悩む毎日ですが、風邪などひかれていませんか?
ところで、みなさんはお灸をされたことはありますか?「熱い」というイメージが怖くてやったことがない方という方もいらっしゃるかもしれません。昔は「悪いことをするとお灸をすえる」なんて言われていましたからね。
しかしお灸は、東洋医学では健康に欠かせない治療方法です。今回はみなさまが安心してお灸を受けられるようにお灸について説明していきます。
まずお灸とは「もぐさ」を使用し、それに火をつけて熱による刺激を痛いところやツボへ与える治療法です。もぐさはヨモギの葉から作られており、その葉にはチネオールという成分があり、チネオールには炎症を抑えたり、痛みを取り除く作用などがあります。
お灸には「直接灸」と「間接灸」という大きく分けて2つの治療法があります。
直接灸は、もぐさを皮膚に直接乗せて直火させる方法です。直火したものを直接皮膚に乗せて置くため熱による刺激はとても強いです。
もう一つの間接灸は灸点紙と呼ばれるお灸専用の用紙をもぐさと皮膚の間に挟むことによって、もぐさによる熱を和らげてくれるため刺激はあまり強くないです。
【お灸の効果】
お灸は熱刺激による血行改善が特徴です。それにより3つの効果ががあります。
・増血作用・・・お灸をすることで、赤血球を増やし、血流を良くします。
・止血作用・・・お灸をすることで、血小板の働きを良くし、自然治癒力を促進します。
・強心作用・・・お灸をすることで、白血球を増やし、外敵から防御します。
症状でいうと「冷え性」や「自律神経調整」など、温めることで症状が緩和する症状の時に使うことが多いです。熱により身体を温めて血流を促すことで、硬くなっている筋肉を緩めます。それにより、肩こりや頭痛、腰痛などに効果を発揮します。
筋肉だけでなく内臓にも効果的です。日々の疲労やストレスなどによって筋肉が硬くなり、内臓の硬くなります。すると本来の内臓機能が発揮されなくなりますので、内臓を緩めることで本来の機能を発揮できるようにします。冷え性や便秘、月経痛、不眠症などでお悩みの方に効果があります。
当院では間接灸を使った治療をします。熱さを調節して患者さまの丁度いい熱さで治療をすることができますので、リラックスして受けることができます。 上記の症状でお悩みの方はぜひ一度いらしてくださいね!!